芸術の秋も深まるなか…

先日行われました韓国カルチャー教室(書道)では、いままでの筆ペンを使っての学習ではなく、물붓(ムルブッ:水書帳)の筆を使っての学習でした。参加された皆さん、一画一画丁寧にハングルの文字の中心である丸と線の練習を行いました。皆さん、1時間30分の間ひたすら書かれましたね。

しかし(モク:墨)や벼루(ビョル:硯)なしでお水だけで書道の練習が出来るとは驚きでした。書道先生のお話によるとその물붓(ムルブッ)は日本で発明されたそうですが、先生の友人の方々も大量購入して帰られるとのお話です  :mrgreen: 

下記の文書は、ひろば語学院横浜教室の書道カルチャーで学んでいらっしゃる生徒さんが先月韓国文化院で開催されました(当学院のHPにも紹介させております)`한글디자인전:ハングルデザイン展に行かれましたが、その時のご感想文ですので、ぜひ目を通してほしいものですね~

「「韓国文化院で開催されている「訓民正音とハングルデザイン」展を見て来ました。まずロビーでは、カラフルに彩色したパイプが様々な形に曲げられたオブジェと黒いベンチのような物が目につきました。

展示場に入るとまず音声が聞こえてきました。ひとつはビデオによる訓民正音の解説、さらに、日本のハングル研究家である野間秀樹先生によるハングル解説のビデオがありましたが、作品のひとつからも音声が流れていて、それはハングル創製当時にあった音の高低を감という言葉を例に 示したものでした。

全部で20ほどの作品は、すべてハングルをモチーフにして、現代アートの様々な素材や技法を駆使して造られた多種多様な作品でした。なかでも、現代美術に無知な私の目をいちばん惹いたのは、傘、もみじ、台所、山の4つの言葉にグラフィックイメージを添えたポスターの連作でした。何よりも色がきれいなこと、レンチキュラーという印刷技術によって、見る角度によって絵が変わること、それがとても楽しい作品でした。

 ハングルからこのようなモダンアートが生み出されたということが驚きですが、でも考えてみると、ハングルはシンプルな線や円を様々に組み合わせて出来た文字ですから、グラフィックにしても立体的なデザインにしても本当にうってつけのモチーフで、その可能性はとても大きいのではないかと思い至りました。

 訓民正音の序文に「二十八字を以てして転換窮まり無し」という言葉があるそうですが、まさにその通りで、その言葉はどんな音でも表現出来るという意味かもしれませんが、音だけでなく形としても融通無碍に広がる力を持っていると思います。これらの作品の横には1446年に刊行された「訓民正音」の諺解本が展示されていました。570年前の木版本と現代アートの対比には不思議な感覚を覚えるとともに、長い年月を経たつながりに深い感慨を覚えました。」」

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